ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ベストセラー嫌いなのでなんとなく敬遠していたザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かだけど、意外にというかとてもおもしろかった。制約条件の理論(TOC=Theory Of Constraints)は結構シンプルな考えた方だと思う。でもこれが結構なインパクトがあったみたいで、現在のAPS製品は大きな影響を受けているらしい。調べてみるとTOC関連の本はたくさんあるのね。応用範囲が広そう。
感想など

  • 目標も解決策もチーム全員が理解できるくらいシンプルであるべき。理解できなければ行動できない。
  • 役割の分担と協力は必須。一人で何でもできるわけがない。
  • 議論と実践の両方とも必要。机上の空論も行き当たりばったりも疲れるし。
  • やっぱり何気ない会話からいいアイデアがうまれるのか?主人公の家族(母親、奥さん、子供)は頭が良すぎると思うんだけど、ある分野に特別な知識を持たない人はたしかにシンプルで的を得たことを言うことが多いかもしれない。
  • 登場人物が意外に多くて最後までだれか判別できなかった人が2人ほどいる。名前がカタカナの小説にありがち。
  • 500ページ超えてるんだけどもうすこしなんとかならなかったのかなぁ。