UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート

最近は通勤時間が長いので本がよく読める。

UMLを検証するために「読んでみる」「数えてみる」「絵で見る」という3つの方法が紹介されていて、わかりやすい。日本語が大事と強調するだけあて文章が明快で読みやすかった。

でも、気になることがいくつか。

  • ロバストネス分析の関連の制約の説明は正しくないんじゃないだろうか。エンティティがバウンダリや他のエンティティと関連をもってもいいことになっている。エンティティってコントローラとだけしかお話ししちゃだめだと思っていた。というかそう教わった記憶がある。いろいろ流派があるのかな。
  • データをもつオブジェクトが振る舞いももつべきだという方針が強いみたい。コントローラ(例では「プロジェクト台帳」。コントローラといは明記していないけどそう読める)がエンティティ相当(例では「プロジェクト」。これもエンティティと明記してないけど)をデータアクセスオブジェクトに渡すのは手続き型なので、エンティティ自身がデータアクセスオブジェクトにアクセスして自分を渡しましょうということになっている。
  • 分析から設計にかけてUMLで線を引っ張ってクラス図をつくると、ふとそこで、関連付けはいつどこで行われるんだろうと迷うことになると思う。だからDIコンテナ。